身体の様々な痛みや不調により、病院をはじめ接骨院や整骨院、またはカイロプラクティックやオステオパシー施術院などに診てもらう際 問診で緊張したり、話をするのが苦手なあまり、今の身体のつらさや症状について、うまく伝えることが出来なかったり、大事な事を伝え忘れたりした経験はありませんか? 問診は原因の特定のため、とても大事な工程です。口頭で伝えるのが苦手な方は、これから上げる8項目をメモして渡してみましょう。治療や原因の特定がスムーズにいくと思います。
治療や施術前にメモして伝えておきたい8つの事 SOCRATES法(ソクラテス法)
8つの英単語の頭文字からとり、かの有名なギリシャ哲学者ソクラテスの名前が付けられています。憶えやすさは・・・
部位 Site
痛みがでている場所・痛みの範囲・一番痛い所はどこなのか・身体の表面(皮膚)なのか・身体の中(筋肉・内臓・関節など)なのか
発症 Onset
その痛みはいつ始まったものなのか・急に痛くなったのか・時間を追うごとに痛くなってきたのか・現在、痛みは悪化しているのか、少しは改善しているのか?
痛みの特徴 Character
その痛みは、どんな痛さか?(例 ズキズキ痛む・ひりひり・電気が走ったような痛み、鈍痛など)
関連した痛み Radiation
その痛みはどこかに放散しているか?一番痛みがある場所とは別にも痛みがあるか?
随伴症状 Associations
その痛みに伴って身体の異変がなにか起きてないですか? (例・首・肩の痛みで腕がしびれている・腹痛に伴う発熱や嘔吐など)
時間による痛みの質 Time
痛みが出る時間的パターンがあるか?(例・朝が一番痛く、夕方はましになる、一日中痛いなど)
痛みが悪化する・軽くなるのはどんな時か Exacerbating/Relieving factors
その痛みが悪化・もしくは軽くなるのはどんな時ですか? (例 動かすと悪化する・お風呂に入ると軽くなるなど)
現在の痛みの強度 Severity
一番痛い時を10として10段階で評価すると、現在の痛みはどのぐらいか?
まとめ
治療を受ける前に家でメモしていくと問診の際、役立つのでぜひお試しください。ここにあげた8つ以外にも情報はできるだけ多いほうが診断に役立ちますので、伝えたほうがいいと判断した場合は書いて渡すと、伝え忘れを防ぐことが出来ます。治療・施術者とコミュニケーションをとることはとても大切なことですので苦手な方は紙にメモしてしっかりと伝えましょう。