前回のブログで、健康を維持するために筋骨格系の健康診断を受けましょうと書きました。
では実際、どんなことを行い、何がわかるのか今回は実践編としてお伝えしたいと思います興味のある方はお付き合いください。
先日、国民皆歯科検診を3、4年後をめどに進めていると報道で目にしました。是非とも筋骨格系もお仲間に入れてほしい次第です。ちなみに歯も上顎骨と下顎骨に埋まって関節をなしていますので適切な隙間や動き(遊び)が必要になってきます。
筋骨格系の健康診断内容
①姿勢のチェック
立位、座位における身体構造と重心のチェック
特に長時間過ごす姿勢のチェックを行い、最も身体に負担のない位置を確認します。
②各関節の動き(遊び)のチェック
背骨を中心とした、各関節の動き(遊び)を調べます。
背骨の細かい分節の動きにより、内臓への過剰な信号がわかります。
土台となる骨盤、股関節の可動域と歪みを調べます。必要に応じて、膝、足首、足関節を調べます
姿勢のチェック時にわかった負担のかかっているであろう関節をしらべます。
③筋・筋膜の緊張や歪みのチェック
筋肉の過剰な緊張と歪み、筋膜の方向性と歪みをチェックします。
筋筋膜の過剰な緊張と歪みは、血液リンパ液循環を阻害して、細胞の回復を妨げます
④オステオパシーの場合は、内臓や頭蓋(脳脊髄液)の動きのチェック
これらを総合して、あなたの姿勢や動き方の癖から生じている、または将来生じるであろう痛みの箇所を割り出していきます。
改善のために、外部からのアプローチが必要なのかご自身で改善可能なのか、またその場合は日常生活においてどんな姿勢やストレッチ等を行えばいいのかお伝えしていきます。
しっかりとした教育を受けた手技療法化でしたら、これらの検査が可能だと思います。
これから身体が発達するお子さんは、正しい姿勢が特に大事になっていきますので気になる方はお近くの施術院に相談してみるといいと思います。
近い将来、学校なんかに伺って一人づつ姿勢と背骨のチェックをして、身体にあった机や椅子の高さなどをコーディネートできたらいいのですが、、、日本ではまだ先の話になるかもしれません。